安定って何? 人生に安定をもたらす価値観の境目

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結論から言えば、自分の人生を安定させるために、

「学歴」「資格」「貯金」はおろか、大企業に入社することすら不要です。

公務員にだってなる必要はありません。

今回は「安定」の正体についての考察です。

 

親世代の安定についての価値観

塾、という仕事柄、たくさんの生徒、保護者、そして働いている学生の方々に、進路について相談をされる機会が多くあります。

その進路相談には、ある傾向があることがわかってきました。

学生「やっぱ将来は安定した職業に就きたいですね」

保護者A「うちの子には安定してほしいので、大学には行ってほしいです」

保護者B「公務員になってほしいです。安定して欲しいので・・・」

・・・どうやらみなさん、「安定」という言葉が大好物のようです。

でも、考えたことありますか?

そもそも「安定」って何なの?ということについて。。。

そこそこ勉強頑張って、いい資格を取って、

いい会社に入って、30後半くらいになったら、

ちょっといいスーツ着たオッサンが、「安定」っていう賞状でもくれるんですかね?

いやいや違いますよね。

「安定」って、形がないじゃないですか。

ですから、私が思うに、皆さん「安定」というものを勘違いされているように思います。

「安定」っていうのは、学歴で得られるものではありません。

東大生は全員安定・・・してませんよね。

 

「安定」っていうのは、資格で得られるものではありません。

お客さん集めにヒーヒー言っている弁護士さん、歯医者さん、いっぱいいます。

更に言ってしまえば、「安定」とは、入社する会社が与えてくれるものではありません。

日本では毎年、1万~1万5千社という会社が倒産していきます。

「安定した会社」なんて、日本には存在しないでしょう。

会社の規模が大きいから、潰れる心配はない?

いや、大企業だってそんなこと言ってられません。

山一證券・日本長期信用銀行・千代田生命・マイカル・そごう・ウィルコム・・・・

これ全部、倒産した企業です。

入社したらまずエリートと呼ばれていた大企業が、ある日突然倒産。

そんなことは普通に起こりえる世の中です。

大企業だから安定、そんなことはありません。

中小零細企業なんてなおさらです。

 

公務員だって、民営化のあおりで、安定した生活を脅かされた人、いっぱいいますよ。

なんてったってうちの父親がそうですし。苦笑

形のない「安定」

それは学歴でも、資格でも、大企業でも、中小企業でも、公務員でも、

手に入れられるものではありません。

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今の日本においての「安定」とは

学歴も安定を保証してくれない、資格も安定を保証してくれない、

ずっと長く働ける会社もない、じゃあどうすればいいの!?って感じですよね。

え? 「貯金すればいい?」

いやいや、たかだか100万、200万の貯金で人生が安定するとは到底思えません。

 

安定できる学歴もない、安定できる資格もない、安定できる会社もない・・・。

そんな世の中で、私が出した結論は「安定できる人財」になればいい。

これが私の結論で、いろんなところでお話をさせてもらってます。

 

「金を貯めるんじゃない、能力を貯めろ」という事です。

本当の安定とは、今いる会社が突然潰れても、

一家を養っていけるだけのお金が稼げる「能力」によってもたらされます。

 

例えば、サッカーで言う本田選手。

もともとガンバ大阪のユースに入れないほどのレベルでした。

それが、星稜高校に入学し、一生懸命練習に打ち込んで、

名古屋グランパスからスカウトされ、

オランダ1部リーグVVVフェンローからスカウトされ、

ロシアの1部リーグ、CSKAモスクワからスカウトされ、

そしてついには、イタリアの名門、ACミランからスカウトされます。

そのACミランも、最近は低迷しており、中国資本に買収され、

これから選手の大規模な入れ替えが噂されていますが、

本田選手が路頭に迷うことはないでしょう。

メキシコ、オーストラリアと、色々なところからお声がかかっていますね。

万が一年齢を重ねて、海外で活躍できなかったとしても、Jリーグが放っておかないでしょう。

選手としてプレーが出来なくなっても、

コーチになる道、監督になる道、サッカーのコメンテーターになる道、いろんな道があります。

彼の場合は、サッカークラブの経営者や、CMタレントという道もありますね。

 

これが「安定」の正体であり、

これが「安定できる人財」というヤツです。

なぜ本田が「安定」を手に入れたのかというと、

がむしゃらにサッカーに打ち込んだからでしょう。

サッカーという分野において、「プロ」のレベルに到達できたからこそ、

彼は、人生に何があってもどこかからお呼びがかかる、「安定」を手に入れたのでしょう。

 

もっとも、当の本人は「安定してますね」なんていわれたくないと思いますが。笑

特定の分野において、「プロのレベル」に到達することが、

安定した人生を送るにあたってとても大事なことなのだと思います。

 

プロスポーツの選手の話をしている?いやいや、サラリーマンもほぼ同じです。

能力の高い人は、まず社内で必要とされます。

社内でキャリアが上がっていくと、細かいプロセスは端折りますが、よその会社にまで自分の名が知れ渡ります。

いざ会社を辞めるとなった時、「是非ウチの会社に入ってくれ!」とお声がかかります。

場合によっては在職中でも、ヘッドハンティングされる場合もあります。

この様に、優秀な人間ほど、転職市場には流れないようになっているのです。

アップル、マクドナルド、ベネッセ、ソニーと数々の有名企業を渡り歩いた原田泳幸さんは、転職サイトを使って転職をしたのでしょうか?

まさか、そんな訳ないですよね。

私の身の回りにも、優秀なビジネスマンが沢山いますが、彼らは転職の際、必ずよその会社から声がかかる形で転職をしています。

 

このように・・・学歴や、資格や、会社じゃなくて、

安定できる要素ってものは、自分の中に作ってください。

 

安定するには ⇒ 魔法の10000時間

では特定の分野において「プロのレベルになるには」どうすれば良いのかというと、

まずその分野に物理的な時間を費やすことです。

世の中には、「魔法の10000時間」という言葉があります。

物事を10000時間積み重ねるとプロのレベルに到達するという言葉です。

この法則でいくなら、毎日3時間取り組むことで、

およそ10年かけて、何事もプロのレベルに到達することができます。

でも! ただその分野に触れている、というだけじゃダメですよ。

ギターが上手になりたいからって、ずっと1曲だけを引いててもプロにはなれません。

目標を決めて、達成するために努力しないと、それは10000時間を積み重ねたことにはなりません。

(適切な努力、というお話は、いつか記事にします。)

10000時間を積み重ねることによって、

サッカーと言えば本田!経営と言えば原田泳幸!のように、

○○と言えばあなた!状態になれるのではないでしょうか。

 

そこそこの社会人経験のある人は、「まず3年働いてみろ」

「3年働けばある程度のことが分かるようになってくる」と言います。

もしかしたら新卒で入社したあなたも言われたことがあるかもしれません。

この、「まず3年」というのも、10000時間を言い換えたものだそうです。

 

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安定を求めるあなたへ

これから10年後、日本はどのように変化しているでしょうか。

1億総中流社会と言われた日本では、すでに貧富の差が生まれています。

年収300万円以下で働く人は、国民の4割にのぼります。またこの割合は年々増えているそうです。

近い将来、消費税は10%を超えるでしょう。医療費の高騰、年金制度の崩壊、人口の減少、学力の低下と、

様々な問題に直面している事と思います。

しかも現時点でこれらの諸問題が好転する見込みは立っていません。

我々は我々の力で、自分たちの明日を切り拓かなければなりません。

 

既にお仕事をされている方は、

自分の将来を保証してくれる能力をこの会社で身に付けるんだ、という視点で、

これからお仕事を探す方は、

目先の給料、休日よりも、本当に自分が成長できる場なのか、という視点で、

社会人人生を歩んでいくことをお勧めします。

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