自己否定というスパイラル | 自己責任の考え方について

以前、自己責任についての記事を書かせていただきました。

その記事を読んでくださり、実践をされた方が、ちょっとマズい方向にいきかけたので、

補足的な意味で記事を書きます。

 

自己責任の罠

成長のための、自己責任のすゝめ

という記事においては、何か納得のいかない事象が起きたとき、

環境を変えるのではなく、まず自分に責任はないのか、を考えることが大事と書きました。

 

この考え方はブレるつもりはありません。

他責のスパイラルでは現状維持すら困難になってしまいますからね。

 

でも、大事な話をしそびれたのでこちらもお話しさせてください。

それは、「自己責任」と「自己否定」は違うよ、ということ。

 

「自己責任」と「自己否定」

人は常に他人や物の影響下にあります。

でもその影響下で、どういう行動を取るかはあくまでその人の決断です。

 

ですから、理不尽な指示を連発する上司のもとで働いているとすれば、

健全に自己責任の考え方が出来る方は、

「上司の意見をなんでも受け入れてしまう私に原因があるのではないか」

「きちんとその指示の背景まで聞いてみるようにしよう」と、行動変革のヒントを得ます。

 

しかし、自己否定に走ってしまう人は、

「上司の意見を聞いてしまう私が悪い」

「上司に好き勝手言わせる私が悪い」と、考えます。

私が悪い、でも次にどう行動を改善するのか、というステップが欠落しています。

 

これは、周りの人・物の影響下にあると考えているのではなく、

人や物に「操作されている」と考えるからこそ出てしまう発想です。

ある種、依存的な思考と言えます。

 

自己否定型の人はどうすればいいのか?

安易に自己否定に走っては、次の行動変革も出来ません。

自分の自信がみるみる減っていくだけです。

 

どういう影響下でどういう決断を下したのかを客観的に見極め、

次にどういう行動改善をするのかを、自分の中で明確にしましょう。

 

あ、単に「気を付ける」とか、「頑張る」とかもダメですよ。

出来るだけ具体的に。

 

さっきの例で言えば「ちゃんと指示の背景まで尋ねるようにしよう」もそうです。

ミスをしてしまったら、「次からダブルチェックをしよう」であったり、

遅刻をしてしまったら、「目覚ましを2つセットしよう」とか、

行動改善とはそのようにもたらされるもの。

 

何でもかんでも人のせいにする思考スパイラルを抜け出すのは、結構大変です。

自己否定型の人は、あと一歩です。

 

「自分が悪い」と頭の中で考えたときに、

「自分の何が悪いのか」

「次にどのように行動を変えるのか」といった分析を行うようにしてみてくださいね。

 

自分を否定することは簡単です。でもそれでは、物事は前進しません。

そればかりか、自分に対する自信すらどんどん失われていってしまいます。

 

 

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