気付ける人vs気付けない人

自分の内面、つまり性格を変えるということにおいては、

長所に気付き、さらに伸ばすための活動にも、

短所に気付き、改善活動を行うためにも、

まずは具体的に長所・短所に「気付く」ことが無ければ、すべてが始まりません。

そういった意味で、まず第一に「気づく」という壁があります。

見つける

気づくとは、良い面も悪い面もひっくるめて、ありのままの自分を受け入れるということです。

ジョハリの窓で言う、盲点の窓を狭めていく活動とも言えます。

「気づく」というステップ無くしては、

自己改善のための行動を起こすことも、改善行動を継続することもできません。

「なんだ、当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、

この気づくというステップはなかなか難しいです。

長所に気付けば、それが慢心や自惚れに変わってしまったり、

短所に気付けば、ふてくされたり反発し、気づきが気づきでなくなってしまうことは往々にしてあります。

どうしても抽象的な話になってしまいますが、ご理解いただけたら嬉しいです。

気づきを阻害する防衛本能

守る

多くの場合、この「気づく」ことを邪魔する要因があります。

それが防衛本能です。防衛本能とは、自分を守るための行動ということです。

例えば、長所を受け止められない防衛本能です。

「あなたは人の話をよく聞いてくれますね」と言われたとします。

この他者評価をどう受け止めるかで、気づけるかどうかが分かれます。

「自分では考えたことがなかったけど、そうなんだな」と受け入れるか、

「いやいやそんなことは決してない。あの人が私のことを勘違いしているんだ」と考えるか。

後者である場合、やはり「気づく」ことは難しいでしょう。

この場合の「気づき」を阻害する要因は「自信の無さ」と言えますね。

自分が自分の長所に対して気づくとき、

「自分は知らなかったけど、自分にはそういう一面もあるんだなぁ」と、

ありのままの自分を受け入れることが必要でしょう。

また、自惚れや慢心に繋がらないようにすることも必要です。

他に、短所を受け入れられない防衛本能もあります。

怒る

(こちらの方が一般的かもしれません)

「あなたは人の話を聞かないね」

というフィードバックを他者からもらったとします。

そんな時に、「どうして私のことを考えてくれないんだろう」とか、

「そんなことはない!私は話を聞いています!」

「それは本当の私じゃない!」もしくは「そんなことはわかってます!」とすら思うかもしれません。

短所を指摘されることは、自己否定をされるような気持になってしまいます。

でもそれでは、気付いたということにはなりません。

こちらも長所と同様に、

「自分は知らなかったけど、自分にはそういう一面もあるんだなぁ」

もしくは「そんな指摘をしてもらって、ありがたいなぁ」と考えましょう。

素直な気持ちで、ありのままの自分を受け入れることです。

気づくとは、自分を受け入れること

自分

ありのままの自分を受け入れること、

これを「自己受容」と言います。

慢心、自惚れ、反発、拒絶、自己否定、そういった感情を捨て、

肩の力を抜いて、良いとか悪いとかではなく、まずは周りから見たら自分がそういう人間であるということを受け入れることです。

特に短所を認めず、「できる自分」でいようとすることは、対人関係でも無理が生じます。

何より自分にウソをついていることになり、非常に息苦しいですし、

地に足がつかず、フワフワしている気持にもなります。

「考えるのが嫌だから寝る」とか、「ゲームに逃げる」とか、「お酒を飲んで忘れる」

など、これらはすべて自己受容からの逃避行動と言えるでしょう。

逃避行動に走っているうちはまだまだです。

そうではなく、きちんとありのままの自分を受け入れましょう。

「あなたは優しい人だね」と言われたら、「そうなんだ、自分って周りから見たら優しい人に見えるんだ」でいいじゃないですか。

「話を聞かないね」と言われたら、「自分って、人の話を聞かない面があるんだなぁ」でいいじゃないですか。

自分にウソをつく必要はありません。

自分を受け入れる具体的方法

脳内で他者の言葉を反芻するとどうしても感情が入ってしまう方も多いと思います。

「また失敗してしまった、、、つらい」

「なんて自分はダメなんだ」 など、

そういう場合は、紙に書き出してみるのがオススメです。

そうすることで、自己を客観視できます。

そこに対して、良い悪いの評価を下すのではなく、

ただ眺め、そして声に出して読んでみましょう。

そして「まぁそういう面もあるのも自分だよね(*´з`)」 と、これも声に出して言ってみましょう。

「完璧な人なんていないよね」と、声に出して言ってみましょう。

長所や短所に気付き、客観的な自分の姿として受け入れること、

つまり自己受容が出来れば、次のステップへの第一歩を踏み出しましょう。

自己受容の注意点

注意

そうそう、昔この自己受容に関して派手に勘違いをされていた方がいたので、

ちょっと注意も添えさえてください。

この自己受容とは、深い自己理解のことです。

得意も苦手もある、完璧な人間なんていない、

自分にはこういう長所があって、こんな短所もあって、それでいいじゃないかとまずは受け止めることです。

言い換えれば、ある種のスタートラインです。

私にはこんな短所がある。

それでいい。

だから短所の改善は興味がないしするつもりもない。

得意なところだけ伸ばしたい。

苦手なところは、他の人と補い合えばいい。

これは自己受容とは違います。自己受容が「怠け」と勘違いされる典型例です。

自己受容とは、自己改善をしないための免罪符ではありません。

自分の苦手を補うように、他人をいいように使うための道具でもありません。

その点は誤解をしないようにして頂ければと思います。

まとめ

「気づきの壁」を乗り越えるために重要なのが、対自分との関係性です。

まずは自分自身のことを深く理解してあげることがとても重要になります。

もちろん性格を変える、というこの記事のテーマでもありますし、対人関係の基本にもなってきます。

詳しくは自己受容と他者受容 | リーダーシップの基本原則も是非読んでくださいね。

他にも、自己受容が出来ないことによる弊害も記事にしています。

オールオアナッシング思考や、過度な一般化思考の記事も、合わせてご覧ください。

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