仕事と作業の違い | 胸を張って仕事をするたった1つのコツ

イソップ童話に「3人のレンガ職人」というお話があります。

物語の概要は次の通り。

レンガ職人の話

教会

旅人が道を歩いていると、レンガを積んでいる3人の職人がいました。

旅人は3人に「ここで何をしているんですか?」と同じ質問をしました。

1人目のレンガ職人は「見てわからないのか?レンガを積んでいるんだよ」と答え、

この仕事がいかに辛いかを語りました。

2人目のレンガ職人は「大きな壁を作っているんだ」と答えました。

ここに壁を作ることで報酬がもらえ、家族が養えるといい、その仕事に感謝をしていました。

3人目のレンガ職人は「歴史に残る偉大な教会を作っているんだ」と答えました。

完成後のイメージや、教会に来る人々の様子を活き活きとした笑顔で語ってくれました。

ビジネスマンのパターン

ビジネスマン

なぜこんな話をしたのかというと、この3人の違いが、

日本のビジネスマンにも思いっきり当てはまると思ったからです。

私が感じるのは、日本のビジネスマンは下記の3パターンに大別出来ます。

1:

与えられた指示を、その通りにこなすことで精一杯なタイプ。

仕事に創意工夫はなく、いかにストレスなくその指示を終えるかを考えている。

2:

与えられた指示を、1歩、2歩先までイメージしながらこなすタイプ。

何のために仕事をしているかと言えば、生きていくため・家族を養うため。

3:

与えられた指示が、長期的に何のためにあるのかを考えるタイプ。

長期的なゴール達成を見据えた時に、今行なっている内容や手順がベストでないと思えば、

改善策を上司に提案する、などの動きができるタイプ。

皆さんはどのタイプでしょうか?

今の仕事に使命感を持っているタイプであれば、1や2ではないことを祈りたいですね。

仕事がやらされになるタイプ

上司を想像する

私の会社にも毎年のように新人が入社します。

余談ですが、私はきちんとした社会人マインドを持った先生が、

仕事もプライベートも、毎日をイキイキと楽しむ背中を見せる事が本当の教育と考えています。

ですから、新人には「社会人とは」というマインドをしっかりと理解してもらいます。

研修内では当然、課題も出します。そんな時に、このレンガ職人のような違いが研修生の間でも見られます。

例えば「課題図書の内容をプレゼンする。発表は2週間後。」という課題を出した時です。

新人のAさんは、

「ゴールは何でしょうか?」

「持ち時間は時間はどれくらいでしょうか?」

「資料を作っていて、どなたにレビューを頂けばよろしいでしょうか?」

という質問をしてくれます。

かたやBさんは、

「このプレゼン、やった後はどうなるんですか?」

「プレゼンの参加者は誰ですか?」

「プレゼンに参加してくれる人たちは、今どんな課題があるんですか?」

という質問をします。

一見、Aさんの方が優秀そうですね。

プレゼン

でも実際にプレゼンをさせてみると、圧倒的にBさんの方がプレゼンの出来や参加者の評判が良いです。

それもそのはず、Bさんはプレゼンを乗り越える事が目的ではなく、

その場にいる人にとって価値のある時間、ということを考えていたり、

「質が良ければ、動画に残して後々の新人研修のビデオにする」という私の話にテンションを上げていたからです。

ですから、プレゼン準備を進める間も、次のようなやり取りを上司としています。

Bさん:「プレゼンのこのパート、こんな風に伝えたら皆に理解してもらいやすいと思うんですがどうでしょう?」

上司:「あー それだったらこっちの方がいいんじゃないかな?」

Bさん:「確かにその方が理解してもらいやすいですね!!じゃあこっちのスライドも同じように変更していいですか??」

メチャメチャイキイキしています。研修なのに楽しんじゃってます。笑

一方Aさんと上司のやり取りは、というと。

Aさん:「プレゼンのこのスライド、こういう話で合っていますでしょうか?」

上司:「うーん そこはそういうことじゃなくて、こういうことだよ」

Aさん:「なるほど。ではこのように修正すればよろしいでしょうか?」

・・・このやり取りをしている空気がもう澱み切っています。

Aさんにとっては、まず目先の研修を乗り越える事がゴールです。

ですから先輩の言うことはとりあえず聞いておいた方がいい、という思考なので、

「~すればいいですか?」のような発言まで飛び出す始末です。

仕事と作業の違い

作業

結局3人のレンガ職人も、Aさん・Bさんも、何が違うかと言えば、

今やっている事が「仕事」なのか「作業」なのか、ということに尽きます。

目先の事しか見えておらず、非常に狭い視点を持って今の業務に取り組む

→作業

長期的なプランから今の仕事を見て、あくまで長期的なゴール達成のために今の仕事をする

→仕事

ここに大きな違いがあります。

一生懸命作業をする人は、指示内容を全うしようとする人です。

指示内容を全うしようとする人には、ある口癖があります。

それは、「~すればいいですか?」です。

指示内容しか見ていないから、その指示や、指示を出している人が絶対です。

ですから、先輩からのアドバイスに対して「~すればいいですか?」という言葉が出てきます。

そんなことばかりしていたら、仕事がつまらなくなるのは当然です。

指示を出してくる人との関係性が上手くいかなくなるのも、当然のことです。

そして、頑張っているのに評価されない、と感じるのも、当然のことです。

逆に作業を脱し、仕事が出来ている人は、

長期的なビジョンを共有してくれる上司に感謝の気持ちも湧いてきますし、

その一端の仕事を任せてもらっているので、「もっとこうした方がいいのでは」という創意工夫も生まれます。

夢中になって仕事に取り組んでいるうちに、気づけば評価され、気づけば昇給しているタイプです。

さぁあなたは、作業をする人ですか?それとも、仕事をする人ですか?

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